ゆず酢は実生で!   ゆず生産王国北川村のゆず物語
●北川村では、ゴツゴツした実生の柚子酢が常識
柚子農家でなくても、どの家にも2〜3本の柚子の木が植えられていて、実家でまかなう。柚子の村の人たちにとって、柚子酢はまさに村の常識なのです!しかも、一世帯あたり、少なくとも年間平均2升以上の柚子酢を使うと言われていて、その使いっぷりは並ではありません。

村では、柚子酢と醤油はセットになっていて、村民の浜渦さん宅では大根おろしやチリメンジャコにはもちろん、サラダや刺身、豆腐にもかける。
浜渦さん:ポン酢にしても、市販のものを使うのは邪道で、自分でブレンドするのが常識。うちでは牛乳200ccに無塩の柚子酢と砂糖を混ぜて柚子ミルクにする。玉子焼きにも柚子酢を入れて焼くとおいしいき、試してみて!
浜渦さんは近所から頼まれて寿司や、皿鉢料理を作ったりすることも多く、年間20升もの柚子酢を使うそうだ。
浜渦さん

この柚子酢にも「実生(ミショウ)」と呼ばれる種から育てたものと、接木から育ったものがあります。実生の柚子は接木の柚子に比べて、香りも高く、より酸味がある。県内でも実生の柚子を出荷しているのは北川村の他にはない。
浜渦:この辺で使うには実生じゃないといかん。しかも消毒してないゴツゴツした柚子から搾った方がいい。搾った時に皮から出る香油成分が酢の中に入るほど、柚子のコクが出るのよ
というのが、浜渦さんをはじめ村人の共通意見です



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